高齢化が進む日本社会において、介護業界が提供するサービスへの需要はどんどん高まってきています。介護サービスの内容も高齢者の状態に合わせて充実してきている現状があります。
例えば入所型介護施設の一つである特別養護老人ホームでは24時間体制で手厚いサービスが受けられるようになっています。また入居の際の一時金が不要で月額の利用料金も安いことから、施設によっては数ヶ月から数年の入居待期期間が出ている場合もあります。
他にも代表的な介護サービスの一つに訪問介護があります。訪問介護では、介護スタッフが利用者さんの自宅を訪問し、入浴・排泄介護や食事サポートなどの身体介護や、自宅の清掃、洗濯、買い物などの生活援助を行っています。高齢者によっては住み慣れた自宅で介護サービスを受けたいという人も多く、需要が高いサービスの一つになっています。
特別養護老人ホームといった介護施設の場合は、施設の清掃や高齢者の食事の配膳など、介護資格を取得していない無資格の人でも従事できる仕事があります。しかし訪問介護の場合は介護資格の有資格者しか従事できない身体介護を含む全ての介護サービスを、基本的に一人で提供しなければなりません。そのためもし訪問介護に従事したいのであれば、まず介護職員初任者研修資格の資格が必須となります。
介護資格の取得は、はじめて介護の世界に入ろうと考えている人にとって少しハードルが高く感じるかもしれません。しかし、将来的に介護業界でのキャリアアップをしていきたいのであれば、必要なものになってきます。本格的に介護の世界で頑張りたいのであれば、まず最初に介護職員初任者研修資格を持っておくことをおすすめします。